ウィンドー・スポイラー Vol.5
2007.12.07
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予定通り「底板」になる部分の型どりを「実車」から行いました。
作業環境的に、極寒(オオゲサ)の中での作業は「樹脂の硬化」「老体」には悪影響を及ぼしますので、実家のガレージ内での作業を行いました。
何よりもまず「暖」を取るために「温風器」をガレージ内に導入。
続いて今回の作業の最も重要な、マスキングを開始。
このマスキング時に底板の形状、ひいては「ウイング・スポイラー」のデザインが決まってしまうので、マスキングにはかなり時間を要しました。
この時、助かったのはリアガラスに張り巡らされている「電熱線」でした。これをメルクマールにしながらマスキング。
最終的な大きさ(幅)はボクの「感覚」で決定。「こんなもんかな〜」的な恐ろしくアバウトな感じで…。
しかし、実際には計測していませんが、インベーダー製と、ほぼ同じ大きさになったと思います。
マスキングは「こんな所まで、せんでえ〜やろ〜。」な部分までしておきました。思いの外飛んだり、気づかないうちに樹脂がたれていることがありますから…。
マスキングの後は、樹脂+ガラスマットがボディーからすぐ剥がれるように「離型テープ」を貼り込みました。「離型WAX」より確実に剥がれやすいようです。
ただ硬化時、接地面に「テープ」の「型」が付いてしまうので精度を求められるパーツには不向きなようです。
いよいよクライマックス(はやっ)。
今回は「カーボンクロス屋さん」から「表面平滑を一発で狙うなら、ガラスクロスよりガラスマット」とのアドバイスをいただいていたので、初めて「ガラスマット」を使用しました。
マットのほうがクロスより厚みが有るようです。その分樹脂のしみこみは悪いですが、クロス使用時ににできやすかった「へんなシワ」ができにくかったような気がする…。
ガラスマットのアップはこんなカンジ。
まるでグラスファイバーですよね。
この作業(1層のみ)で終了しようと思いましたが、硬化してガラスクロスを剥がしたとき、強度が少なく「リアガラスの微妙なカーブ」が再現できなくなると、なんのこっちゃ解りませんので、めんどくさかったのですが、もう1枚、積層しました。
めんどくさがって精度、パーツの質が落ちるほどばからしいことないですからね…。
急がば回れ…ではないですが「大丈夫かな〜?」と思った時点でダメなんですよね。「これで大丈夫。」となってから次のステップへ進まないと…。
これは職業病(ホントの職業ですよ。パーツ作製ではなく…)かもしれません…。
明日は、いよいよ「硬質ウレタン」の貼り付けかな…。
でも今日の作業で樹脂が残り少なくなったからな…。
明日の作業、できるかな…?
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